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【日】おもしろい大人と子どもを繋げたい

 

 おはようございます。週末になると必ず映画館へ行くようになりました。これまでは、映画に対してあまりよい印象をもっていませんでした。大衆向けにつくられたものがほとんどで、興行収入ばかりを気にしている。家族づれや学生が多くて、落ち着いて観ることができない。誰かと一緒に観に行くもので、ひとりで観に行くものではない。そんな印象をもっていました。

 単純に、知らなかったのです。服が好きになったときにも同じことを思いました。ちゃんと調べればおもしろい世界が広がっています。ただ単純に、自分が知らなかっただけなのです。きっと服や映画のように、見逃してしまっているおもしろいものが世の中にはたくさんあるはずです。思い返せば、文学も音楽も漫画もお笑いも、同じように出会ってきました。食わず嫌いで損をしてしまわないように気をつけたいものです。次は何と出会えるのだろう。どうも、インクです。

 

おもしろい大人と子どもを繋げたい

  小学校の先生をしていますが、自分が先生に向いているだなんて一度たりとも思ったことはありません。先生になって初めて向いていないことに気がついたわけではなく、はじめから向いていないことがわかった上で先生になりました。よく若手の先生が「自分は先生に向いていない」と嘆いていますが、向いているとか向いていないとか、もはやどうだっていいと思っています。むしろ、向いていない人間が混ざっていなければ、業界として本当に終わってしまうのではないかとさえ思います。

 このブログを読んでいただいている方ならよくご存知かと思いますが、筆者は子どものころから学校が嫌いでした。クラスと呼ばれる集団が嫌いでした。先生と呼ばれる大人が嫌いでした。だから先生になりました。お世話になった先生のように自分もなりたいと思ったわけではありません。子どもが好きだったわけでもありません。

taishiowawa.hatenablog.com

 そんなもやもやとした子どものころに、文学と出会い、音楽と出会い、漫画と出会い、お笑いと出会いました。これらに出会ったことで得られたもっとも大きな価値は「この世界にはおもしろい大人がいる」という確信でした。はるか遠くかもしれないけれど、確実におもしろい大人はいる。そう思えたのです。当時は、それだけが未来への希望だったかもしれません。

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 子どもたちが明るい未来を見据えるためには、未来を生きている大人たちが楽しそうにしていなければなりません。つまらなさそうな大人の姿を見て、未来に希望をもてるはずがないのです。子どもたちは、以下のような大人のセリフを聞いて育つことによって、未来への希望を失っていきます。

 

 ① はあ、今日も疲れた

 ② あなたのために働いてくれている

 

 ① は家で親から聞くセリフ、② は学校で先生から聞くセリフです。親から「はあ、今日も疲れた」というセリフを聞くせいで「大人は大変なんだ」というイメージが定着します。先生から「あなたのために働いてくれている」というセリフを聞くせいで「仕事は嫌々するものなんだ」というイメージが定着します。こうして「大人になりたくない子ども」が生まれます。

 筆者は、なんとか遠くに「おもしろい大人」の存在を確認することができたからこそ、ギリギリ前を向いてここまで来ることができました。しかし、そんな大人に出会うことができなければ、子どもたちはどうなってしまうのでしょうか。

 だから先生になりました。自分が「おもしろい大人」として子どもたちの前に立つことができれば、あのときに出会った作家やミュージシャンや漫画家や芸人になれるかもしれません。本当に教育を変えたければ大人がひたすらおもしろそうに生きるしかないのです。しかし、そう簡単に「おもしろい大人」になることはできません。そのために試行錯誤しているわけです。ここで2020年の抱負に繋がります。

 自分が「おもしろい大人」になるためには「おもしろい大人」を知らなければなりません。これまでは子どもだったので、遠くにいる「おもしろい大人」を望遠鏡で覗くことしかできませんでした。しかし、今ならそんな大人たちに会いに行くことができます。そんな大人たちとの出会いを通して、自分自身もおもしろくなれるような気がするのです。

 それともうひとつ。学校の先生になってみて、自分ひとりでできることの小ささを実感しました。どれだけ自分が「おもしろい大人」になろうとも、その姿を見せられるのは1年でたったの30人です。一生かけて働き続けても1000人程度にしかなりません。もちろん目の前の30人を力の限り大切にしたいとは思いますが、世の中にはもっとたくさんのこどもたちがいます。そんな子どもたちにも「おもしろい大人」の存在に気づいてほしい。大人になることを楽しみにしてほしい。そう思うようになりました。

 やりたいことは何かと聞かれたら、「おもしろい大人と子どもを繋げたい」と答えます。そのためには、大人の協力が必要です。だからこうしてブログを書いています。まずは大人がおもしろく生きること。そしてそんな姿を子どもたちに見せつけること。なにも具体的ではありませんが、そんな世界をつくっていきます。「我こそはおもしろい大人だぞ」という方はぜひご協力のほどよろしくお願いします。

taishiowawa.hatenablog.com

 

 

 と、こんなことを言っていますが、最優先事項は自分自身がおもしろく生きることです。自分がおもしろく生きていないのに「おもしろい大人」が協力してくれるはずがありません。自分がおもしろく生きていないのに、子どもたちに「おもしろい大人」を見せつけることができるはずがありません。まずは自分、次に大人、そして子どもの順番です。すまんな子どもたち。君たちは最後だ!